2007年04月02日

携帯(803T)用動画の作成

さて、携帯のメモリーも1Gになり、存分に動画を持ち歩けるようになったので、早速、ドラマを携帯用動画に変換し、携帯で閲覧してみた。
今までも動画は試していたのだけど、容量が64M(辞書があるので、実質40Mくらい?)だったので、1時間ドラマは入れることができなかったので。
ドラマ54分が、QVGA15fpsだと80M程度。QICF5fpsだと45M程度になりました。

で、いくつか見てみたところ、画像と音がずれるものがあって。。。
これは、いかんということで、対策してみました。
原因は、wmvを読むためのフィルター部だったんだけど。
ついでに、動画を作成する方法を書いとこうと思います。

基本的には、この携帯動画変換君で変換できます。
いろいろ試したところ、このソフトが一番使いやすく、また、PHPを使って自動変換システムを作成できそうだったので。

さて、このソフトのインストール方法などは、HPを見てもらうとして、ここでは、私の環境用にカスタマイズする方法を書きます。
まず、私はwmv形式で録画しているので、それを変換できないといけない。
それには、Avisynth 2.5というのを入れる必要があります。
次に、803T用に変換しないといけない。
「3GPPファイル、音声AMR形式一般設定 動画XviDエンコード」
という設定で変換すれば、再生できます。
その他には、再生できる設定は、確認できませんでした。
また、一つのファイルのサイズが、大きい(95Mくらい以上?)と再生ができないようです。
その場合は、ファイルを分割するか、フレームレートを下げるなどして対策してください。
フレームレートを変更する方法は、こちら
80Mでは、サムネイルは表示されないが再生はできました。
あと、ファイル名は32文字までで使えない記号もあります。
それに違反すると、携帯でファイル自体が見えなくなるので注意が必要。

私のところで起きた画像と音声のズレは、wmvを読むためのフィルター(Avisynth)で起きていました。
これは、この方法で解決できました。
そこにも書いていますが、msvcr71.dllとmsvcp71.dllが別途必要になるので、注意してください。
このおかげで、私は、テストPCでは動いたのに、サーバーで動かなくて、ハマりました。
また、私の環境では、変換の設定(Transcoding.ini)に-asyncオプションを付けないと、音ズレする場合がありました。
「-asyncオプションを使用すると、同じ音が連続して聞こえる場合があります。」とあるので、状況によって、付けたり外したりする必要があるかもしれません。

一応、これで、手動で動画の生成ができるようになります。
で、これをサーバーなどで自動実行するには、携帯動画変換君のインストール先にある、Transcoding.iniの内容をコマンドプロンプトから実行することで実現できます。
つまり、この携帯動画変換君は、コマンドバッチを生成するUIのようなソフトで。
とても応用が効く作りになってます。うーん、すばらしい!


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Posted by やま104 at 17:53│Comments(2)電算術
この記事へのコメント
二年前の記事ですが、大変助かりましたので、こちらでお礼を言わせてください。
ありがとう!
Posted by 未だに803T使用者 at 2009年12月11日 14:22
なんと、こんな古いネタでも参考にして頂けたのですね。
消さずに置いておいた甲斐があります。
Posted by やま at 2009年12月11日 20:30
 
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